日本医療マネジメント学会 第14回九州・山口連合大会
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会長挨拶
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次代につなぐコミュニティヘルスケア
−今、われわれは地域のために何をすべきかー
日本医療マネジメント学会 第14回九州・山口連合大会
会 長: 木村 正美
(独立行政法人地域医療機能推進機構 人吉医療センター 院長)
 日本医療マネジメント学会 第14回九州・山口連合大会に多くの演題を応募いただきました学会会員の皆さま、そして九州山地の山奥まで足をお運びいただきました参加者の皆さまに厚く御礼申し上げます。お陰様で本連合大会では、講演11、シンポジウム3、パネル4、フリートーク2、ランチョンセミナー15、一般演題口演202、ポスター93、クリティカルパス展示29のプログラムを組むことができました。本当にありがとうございました。
 今回の連合大会テーマを「次代につなぐコミュニティヘルスケア 〜今、われわれは地域のために何をすべきか〜」としました。開催地である人吉は典型的な日本の農村部で消滅可能性自治体の一つに数えられています。この地方小都市でこれから先に予測されている少子高齢化・人口減少による地域医療や介護の問題やそのための準備について議論していただきたいと思います。
 データに基づく将来予測と地域医療構想、医療や介護の連携や住民の理解協力という地域全体で作り上げる地域包括ケア、それを支える総合診療医やメディカルスタッフの育成、国や医師会、大規模ネットワーク病院の役割、そして人生の最後の迎え方逝き方など特別演題や市民公開講座のすべてが関連し、どの会場に足を運ぶか迷ってしまうようなプログラムとなりました。また、教育セミナー医療安全は、ハーバード大学CRICOの取り組みと始まったばかりの医療事故調査制度を取りあげました。特別講演として日本中どこでもある神社と地域の関わりについて国宝青井阿蘇神社福川宮司にお話しいただきます。
 また、初日の夕べには昨年人吉を舞台に撮影された看護学校生の映画「スクール・オブ・ナーシング」を第一会場で上映いたします。ご参加の皆様に是非ご覧になっていただきたいと思います。
 会場、交通、宿泊と何かとご不便をおかけするかと思いますが「人吉の連合大会良かった」と言ってたくさんおみやげを持って帰っていただけるようスタッフ一同精一杯おもてなししたいと思います。晩秋の人吉は、紅葉が見ごろで収穫期でもあり観光シーズン真っ盛りです。人吉・球磨盆地の神社仏閣、温泉、川下り、焼酎、また、近隣の五木・五家荘、えびの・霧島など南九州中央高地を十分お楽しみいただきたいと思います。
 最後に連合大会に協賛を賜りました皆さま、連合大会準備にご協力ご支援下さいました宮ア理事長をはじめ熊本県支部の先生方、関係者の皆さま、そして病院の職員一同に心から感謝申し上げます。
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